6N-09
顕著情報を加えたDCNNによる高山植物認識システム
○根岸知誠,服部元信(山梨大)
高山植物とは,高山帯に生息している植物を指し,日本に生息している種類は約440種である.本研究では,Deep Convolutional Neural Network (DCNN)を用いて高山植物の認識システムを構築することで,煩雑な種類の同定を自動で行うことを最終的な目的としている.人が植物の種類を同定することを前提に高山植物画像を見ると,植物以外の背景情報を差し置いて,植物の花弁や葉の色,形状に集中することが考えられる.また,注視される部分は一般的に同定に重要な部分であることが考えられる.顕著性マップは,このような画像に対して人の注視が予測される領域を画像として表現できる.画像内の重要だと思われる領域情報を顕著性マップによってネットワークに与えることで,認識システムの性能の向上を図った.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会