情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

本研究では、多値パターンの動的な想起を行うことができるパラメ
ータの自動調整が可能なカオス複素連想メモリにおいて、多値(S
値) のSの値が変わったときにどのように性質が異なるかを調べ、
いくつかのSの値においてパラメータの自動調整を行う方法につい
て検討する。このモデルは、カオス複素ニューロンモデルに基いた
モデルであるため、想起能力はカオス複素ニューロンモデルのパラ
メータに依存しており、パラメータを内部状態に応じて自動調整を
実現している。