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折り畳んだ後の領域を考慮した三次元物体の折り畳み手法
○島津貴行(中大),森口昌樹(明大),今井桂子(中大)
 家具のような板状の部品からなる三次元形状を,収納スペースを節約するために,折り畳むことが出来るように変形する手法がLiら[SIGGRAPH 2015]によって提案されている.この手法は,形状と折り畳み方向を入力し,最適化問題を解くことによって,折り畳める形状を求めている.本論文では,この手法を基に収納したい領域を指定し,なるべくその領域内に収納できるように,また,各部品を個別に造形しても組み立てられるように分解する手法を与える.3Dプリンタで造形する際には,部品の配置を多角形の平面詰め込み問題の解法を用いて求め,サポート材の使用量の削減や造形時間の短縮を図った.また,実際に造形物を作成し,組み立て可能であることを確認した.

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