情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

LMNtalは接続構造と階層構造を表現することのできるグラフ書き換え言語であり、グラフと書き換え規則を簡潔に記述することができる。しかし、簡潔な構文であるため、表現が不可能あるいは可読性の低下する規則が存在する。現状のLMNtalでは不可能であるパターンマッチの例として、全称量化や否定が挙げられる。本論文では、LMNtalの表現力向上に向けて導入すべきパターンマッチングモデルと、その構文および実装について論じる。