情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

ロボットソフトウェアはシステムソフトウェアに比べ,誤作動による直接的な危険性が大きく,ロボットソフトウェア開発において,複雑な要求に対して正しく実装を行う必要がある。一方,ソフトウェア開発手法の一つであるモデル駆動開発では,モデルをソースコードに変換するプロセスによって,設計と実装の間の不整合をなくすことができる。そのため,本研究ではロボットソフトウェア開発に,モデル駆動開発を導入することを目的とする。そのために,ロボットシステム開発のプラットフォームとしてROSを用いたモデル駆動開発において,開発実践を通じてUMLとROSの対応付けを行い,モデルとソースコードの変換手法を構築する。