6F-02
山間地におけるLPWAを活用した防災通信に関する研究
○湯瀬裕昭(静岡県大),鍋田真一(静岡学園高)
平野部に比べて山間部の地域は,災害時に道路閉塞により孤立する可能性が高く,通信インフラがダメージを受けて通信途絶に陥る可能性も高い.また,送電線などの被災により,停電が長時間続く可能性も高い.近年,低出力で比較的広範囲に通信可能な技術としてLPWAが注目を集めている.本研究では,山間地で通信インフラが途絶した場合を想定し,LPWAを災害時の緊急通信などに活用することを考える.通常のインターネット通信に比べて制約の多いLPWAを山間地での防災通信に活用するために,どのような情報を送信するのか,そのための機器構成等について検討を行い,山間地でLPWAを使った場合の基礎的な通信実験を行った結果について述べる.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会