6E-03
一文ごとの読み速度に基づく難解文抽出手法
○寺田春菜,小林潤平(大日本印刷)
さまざまな要因により、文章は理解しづらくなる。例として、誤字や表記ゆれといったミス、文の照応関係やパラグラフ構成といった文章構造、背景知識や暗黙知といったコンテクストに関する要因等が挙げられる。これらのうち、ミス等の表記的な要因はルールにより抽出可能な場合が多いが、それ以外の要因はルールでの抽出が難しい。そこで、本稿では後者のようなルールでの抽出が難しい難解文を、読み行動によって抽出する手法を提案する。難解文は読みに時間がかかるという仮説の元、ユーザーの操作によって一文ずつ表示していく電子リーダーを用いて、他の文より読みに時間がかかった文を抽出し可視化した。その結果を報告する。

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