6D-05
路面情報共有のためのn波長協調による車車間・車路間通信システム
○伊藤健太,橋本浩二,柴田義孝(岩手県大),大関一陽,武部英輔(ピーアンドエーテクノロジーズ),番匠康司(ホロニック・システムズ)
中山間地域では凍結や積雪など路面状態の変化が起こりやすい上に通信環境が不安定であり,インターネット接続による情報共有が有効ではない.端末同士が直接情報を共有する車車間・車路間通信において,通信距離,通信時間と情報共有のための適切な帯域幅を確保することが必要であり,単独の無線通信で実現することは困難である.本研究では,通信環境が劣悪な地域において車載センサ情報を共有する通信システムを実現するため,複数の無線通信を組み合わせて通信状態に応じて情報共有に用いる無線通信を選択する,n波長協調通信方式を提案し,プロトタイプとして路面情報を共有する2波長車車間・車路間通信システムを設計,実装,評価する.

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