5ZD-04
重心移動の可視化システムの開発とその効果
○大内拓雄,熊谷悠太,松田浩一(岩手県大)
バランス機能のリハビリテーションは,姿勢維持などの訓練とその訓練に対する評価のサイクルで行われる.しかし,理学療法士の主観的評価であるため,訓練の効果が実感しにくく,また,訓練そのものを支援する機器がないことから,訓練の効果を定量的に評価し,効果を実感できるようにすることが求められている.本研究では,Wiiバランスボードを重心位置の取得機器として用い,重心位置の可視化および移動面積,軌跡の可視化プログラムを開発した.このプログラムを用い,通所リハビリに通う利用者に訓練を実施した.その結果,利用者に現在の状態を理解させることができ,また,リハビリによる変化を捉えることに成功した.

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