5ZD-03
非線形転倒ダイナミックモデルを用いた転倒判別モデル
○小林知輝(青学大)
独居高齢者の転倒において, 発見遅延による様々なリスクを防止するため, 自動的に転倒を検知するシステムが要求されている. 本研究では, 無拘束での転倒検知を目的とし, 転倒時における身体の重力加速度方向にたいする角度, および角速度に着目し, 力学モデルをベースとした非線形の状態方程式を構築する. また, マイクロ波ドップラセンサによるドップラ周波数を観測信号とし, 非線形の観測方程式を構築する. 状態方程式, 観測方程式をもとにパーティクルフィルタで, 直接観測できない角度, 角速度の時系列データを推定する. 得られた時系列データにたいして動的時間伸縮法を適用することで観測した事象が転倒であるかを判別する.

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