5V-09
利用者の既知の景観をランドマークとして使用する重畳表示型道案内システムの提案
○長谷川駿,吉野 孝(和歌山大)
GPSを利用した地図道案内アプリやシステムは色々あるが,使用するユーザを間違った方向へ誘導してしまう場合がある.その問題点の1つとしては,認知的負荷を大きく与えてしまうことが挙げられる.その理由として,初めて訪れる土地で使用するユーザが地図を見ても距離や位置関係などの空間を認識することが困難であるからだ.そこで,本研究ではAR技術を用いて,実際の風景に見慣れた景観をランドマークとして重畳表示することで,空間認知を支援するような道案内手法を提案する.また,道案内にAR技術を用いることで,地図を用いた道案内よりも直感的に情報を取得することができるので,ユーザに対する認知的負荷が減少する可能性が考えられる.

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