5V-02
踏力を利用した自動車操縦インタフェースの提案
○樋口悠人,村田嘉利,鈴木彰真,佐藤永欣(岩手県大)
身体障害者が自立した生活を営む上で移動手段の確保は必要不可欠だが,障害内容によっては移動手段は非常に限られている.例えば,上肢身体障害者向けの自動車操縦インタフェースとしてフランツシステムがあるが,慣れに長時間の訓練が必要であり,車両の改造に多額の費用がかかる.これらの問題を解決するために,左右一組のロードセルを用いた自動車操縦インタフェースを提案する.ロードセルを用いることにより,踏力でステアリング操作する.操作の方向が左右のロードセルと対応がとれているため直感的に運転できる.また,パワーステアリングのロードセルの接続のみで使用できるため大きな改造を必要としない.本論文では,走行実験の結果を中心に紹介する.

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