5U-03
間欠的無線センサネットワークにおける転送予測による配送遅延短縮手法
○堀江　慎，桧垣博章（電機大）
無線センサネットワークでは通信機能を周期的に休止状態とする間欠通信手法によって各センサノードの省電力化が可能である. しかし, 各無線センサノードの起動タイミングが同期していない場合, データ転送の際に次ホップノードの起動を待機しなければならず、配送遅延が延長する問題がある.本研究では, 隣接無線ノードがデータを保持している中継無線ノードの存在を検知し, 起動スケジュールを変更することで待機遅延を短縮する手法を提案する. さらに, 提案手法の適用機会を拡大するために提案手法を拡張し, 中継無線ノードの存在を検知する機会を増加させる手法を示す. 評価実験では, 待機遅延の短縮効果と消費電力について評価する.
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