5U-01
盗聴困難な無線マルチホップ配送のためのノイズ無線信号送信手法
○嶋田 勇,桧垣博章(電機大)
無線マルチホップ通信では無指向性無線通信を用いて転送されるため, すべての隣接無線ノードが傍受可能である.そこで、ノイズ無線信号との衝突を利用した盗聴困難な無線通信手法が提案されているが, 指向性アンテナや複雑な信号処理を要するなど, 安価で多数の無線ノードから構成される無線マルチホップネットワークには不向きなものとなっている.本論文では, 中継無線ノードの1ホップおよび2ホップ隣接無線ノードの一部がデータメッセージ転送時にノイズ無線信号を送信することで盗聴を困難にする手法を提案する. さらに, 提案手法による盗聴防止効果をシミュレーション実験により示す.

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