5R-03
ヘッドマウントディスプレイ情報を利用した360度映像伝送に関する初期的検討
○進藤雅史,木藤嵩人(阪大),藤橋卓也(愛媛大),猿渡俊介,渡辺 尚(阪大)
バーチャルリアリティに代表される,ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を通して視聴可能な没入型コンテンツへの関心の高まりとともに,ネットワークを介した360度映像配信技術が注目を浴びている.単純な360度映像配信では,高解像度の360度パノラマ映像を伝送するため,多大な通信トラヒックが発生する.多大な通信トラヒックは,受信映像品質の低下によるユーザ満足度の低下を招く.本研究では,過去にHMDを通して同コンテンツを視聴した他ユーザの視聴傾向をもとにして,パノラマ映像内に生じるユーザの関心領域を取得する.その後,取得した関心領域に応じて,各領域の映像ビットレートを制御することで受信映像品質の低下を抑制する.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会