5N-03
概念・言語獲得モデルに対する構成論的解析 -概念形成過程における育児語の影響-
○船田美雪,中村友昭,長井隆行,金子正秀(電通大)
人は外界から得られる知覚情報や養育者からの語りかけによって文化毎に異なる言語や概念を獲得する.このとき,教示される言語の特徴が母語の獲得に影響を与え,言語や文化毎に異なる概念が構築されると考えられる.特に日本においては,養育者は幼児に対して形態的特徴を持つ育児語を用いる傾向がり,人は成長と共に育児語と成人語の双方を学習する.我々はこれまで,概念と言語を相互に学習させることで,人のようにロボットが概念を獲得する手法を提案してきた.本稿では,このような概念と言語の相互学習モデルに基づく育児語と成人語の学習の過程と,それぞれの語が概念形成に及ぼす影響を構成論的アプローチに基づき検証する.

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