情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

ラウンドアバウトとは車両が通行する部分が円形の交差点のことであり、信号機付交差点と比較して交通事故の減少・軽減、待ち時間の減少、災害時の対応力向上等の効果が見られる。ラウンドアバウトでは、横断歩道の利用頻度が増加するとラウンドアバウト内に車が進入出来ず交通機能が低下するという課題が挙げられる。本研究ではこの課題に対応するため、ラウンドアバウトに歩行者用の信号機を設置することで交通流にどのような影響を与えるのか、セルオートマトン法を用いて分析した。また、横断歩道の利用頻度により有効な信号機の挙動を検討する。