5J-09
ソフトウェア開発PBLにおけるコミュニケーション支援に関する Systematic Literature Review
○宮下弓槻(東京学芸大),田中昂文(農工大),櫨山淳雄(東京学芸大)
昨今,情報系の分野における実践的な教育手法として, ソフトウェア開発型PBL(Project Based Learning)に対する注目度が高まっている. PBLの導入により,ソフトウェア開発の工程を体系的に学ぶことができ,さらに,学習者のコミュニケーション能力や問題解決能力も育成できるとされている.
 また,PBLにおけるコミュニケーションは,単にプロジェクトに関わる情報交換といったレベルだけでなく,プロジェクトへの不安やおびえについても理解し,励ましたり,サポートできる関係を構築することが欠かせない.コミュニケーションを支援することは,必要不可欠であり,これまでにPBLにおけるコミュニケーションを支援する研究は数多く行われてきた.しかし,このような研究を体系的にレビューした研究は行われていない.本論文では,ソフトウェア開発型協調学習におけるコミュニケーション支援に関するSystematic Literature Reviewを報告する.
 研究では、ソフトウェア開発型PBLにおけるコミュニケーション支援についての体系的レビューを行い.近年の動向を明らかにする. 研究は,ローカルからグローバルな環境へというPBLの環境の変動に伴い,コミュニケーションツールとして非同期通信ツールと同期通信ツールをサポートしたオープンソースの学習管理システムを導入しているを見出した.

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