5J-06
要求分析と設計間のトレーサビリティ確保のためのUML変換ツール
○吉野魁人,松浦佐江子(芝浦工大)
要求分析では,システムの境界におけるユーザや他システムとのインタラクションに着目して,システムのユースケースを分析する.設計では,各ユースケースをクラスの振舞い系列として実現するためにシーケンス図を用いてクラスのメソッドを定義する.要求分析で定義した振舞いフローを踏襲して,クラス定義に基づき,各クラスのメソッドを定義することにより,要求分析と設計間のトレーサビリティが確保できる.本稿では,UMLを用いて、インタラクションを実現する振舞いフローを定義したアクティビティ図とデータを定義したクラス図から,設計の起点となるシーケンス図を生成することにより,トレーサビリティ確保を支援する手法を提案する.

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