5D-05
ミリ波無線通信を利用したマルチホップデータ転送手法の紹介
○川村晋太郎(リコー),高 敏雄,塩谷吉満,松山健吾,王  洋(リコー)
無線LAN端末稠密環境では、電波干渉・輻輳の影響が大きく、リアルタイムに一斉情報共有することが困難である。
そこで今後普及が予測されるミリ波無線(IEEE802.11ad/WiGig)に着目した。
802.11adは非常に高速で無線LANの電波混雑に関係なく無線通信が可能だが、通信距離が短く、また強い電波直進性により、障害物や人が通信路に入ると、通信が不安定もしくは切断してしまうため、そのままでは多端末への一斉情報共有には適さない。
上記2個の課題を解決する事で高速・低遅延で一斉情報共有できて、かつ、工事レスで簡単にネットワークを構築可能なマルチホップ転送とリコー独自の経路制御技術を説明する。

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