情報処理学会 第80回全国大会講演要旨
5D-02
Bluetooth Low Energyビーコンを用いた生産・物流向け屋内測位手法の提案
近年,屋内測位技術はIoTやO2Oなど,様々な領域での活用が期待されている.中でも,生産・物流領域ではスマートファクトリーを実現するために,移動する人やモノの位置を把握するための測位技術が期待されている.一方で,研究グループではこれまでにBluetooth Low Energyビーコン(以下,ビーコン)を用いた屋内測位手法を提案し,歩行者ナビゲーションやO2Oを対象とした実証実験に取り組んできた.本研究では,これまで取り組んできた屋内測位手法を拡張し,生産・物流領域において測位対象や測位環境に低依存で測位可能な汎用測位手法を提案する.本稿では,生産・物流領域を想定した環境で従来手法の精度評価を行い,評価結果に基づいて測位精度を向上するための測位手法の拡張方法を提案する.そして,提案手法と従来手法の測位精度の比較により,提案手法の有用性を明らかにする.
