5C-05
旋律特徴と楽器特徴に基づく総譜の旋律クラスタリング
○田中大貴,伊藤克亘(法大)
楽器演奏の技術を習得するためには、繰り返し練習を重ね、沢山の時間を必要とする。しかし、同じ曲や知らない曲を何度も練習すると飽きてしまい、モチベーションが低下すると考えられる。これを回避するには、新しい曲や好きな曲を練習することが望ましい。しかし、演奏したい曲の楽譜が必ず存在するとは限らない。そこで本稿では、演奏したい曲の総譜を元に別の楽器の楽譜へ自動編曲するシステムを提案する。まず、発音時刻・発音持続パターン・音高の動き・和声・音色を元に旋律のクラスタリングを行う。次に、楽器特徴にあった旋律のクラスタを選択する。最後に、編曲対象の楽器で演奏できるよう、楽譜の修正を行う。評価は既存の楽譜と編曲した楽譜の比較を行い、適切な編曲がされているか確認する。

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