5C-04
不完全な四声体を補完するためのHMMによる自動ヴォイシングアルゴリズム
○伊藤綜耶,嵯峨山茂樹,Christoph Matthias Wilk(明大)
本研究では、不完全な四声体を補完するためのHMMによる自動ヴォイシングアルゴリズムを扱う。近年、作曲を志す人が増えているが、どうしても禁則を犯してしまう、綺麗な和声にならないなど、作曲者の思い通りの四声体が作れない場合が起こりえる。そこで、基本的な作曲技術を持たないユーザによる断片的な旋律と和声進行に対して自動ヴォイシング推定を行うために、声部連結の独立性を遷移確率、ヴォイシングの調和性を出力確率とした際の全てのヴォイシング系列に対する、断片的な旋律を経路制御とするビタビアルゴリズムを提案する。本研究では実際に不完全な四声体を入力し、自動補完結果を音楽理論に基づいて検証する。

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