5B-01
降雨情報に関する防災指向型合成手法の提案
○佐野仁美,生駒栄司(東大),小口正人(お茶の水女子大),喜連川優(NII)
局地的な降雨情報の観測を目的に国土交通省が設置したXRAINは高分解能での観測と観測時間の大幅短縮を実現した.しかしレーダ波減衰等の懸念から設置場所が限られ,観測域は国内全地点を網羅していない.他方,C-bandレーダは国内全域を観測域とする一方,局所的な降雨情報の観測は難しく,両レーダの特徴は相反関係にある.そこで本研究ではXRAINの観測外地点をC-bandレーダの情報で補完し局所的情報を含む国内全地点の降雨状況を把握するための防災指向型降雨情報合成手法を提案した.本稿では当該提案手法について紹介する.

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