情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

クラウドソーシングを利用したワークフローの実行計画においては,途中でのプログラムクラッシュ,実行計画の変更などにより,一からの再実行が必要になることがしばしばある.そこで,タスクキャッシュの利用が考えられる.しかし,実行計画が変更された場合には,キャッシュをそのまま利用することができない.本稿では,そのような状況でキャッシュ利用率を上げる手法を検討する.提案手法は追加のタスク処理が必要なため,単にキャッシュの利用率を向上させるだけでなく,どこまで追加処理を行うべきか判断しなければならない.これらの判断についても検討を行なう.