3ZD-06
センサーアレイを使った多人数環境における位置推定と人物認識
○岩崎孝佑,趙 強福(会津大)
日本では高齢化が進んでおり、介護者不足が問題となっている。今後のために、シニアケアを機械の支援が必要となる。その解決策の一つにスマートホームがある。スマートホームを構築する際は利用者のプライバシー保護が重要である。ビデオカメラやマイクなどを設置すると、プライバシー情報も収集してしまう。そこで本研究では、簡易センサーである赤外線センサーのアレイを用いる手法を提案する。先行研究では一人の被験者の位置認識で高い精度が得られた。本稿では被験者を複数人にして実験を行う。これは高齢夫婦などを想定した実験である。今回は居住者の位置認識に加えて、人物認識も行う。15個のセンサーから構成されたアレーを使った実験結果は、90%以上の認識精度が得られた。

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