3ZC-09
鉄道利用者を対象とする平常時から情報提供可能な避難支援システムの提案
○野村裕香,塚田晃司(和歌山大)
東日本大震災以降、津波に対する防災意識が高まっている。特に、沿岸地域では迅速な避難が求められる。中でも走行中の鉄道には旅行客など土地勘のない人が多く乗車している上に、地震発生時に列車がどこに停車するかは予測できない。そのような状況でも迅速な避難ができるようにするには、乗客自ら動けることが望ましい。そのためには、災害が発生する前に看板の見方や車両からの脱出時の注意事項等の避難に関する情報を乗客に知らせておく必要がある。
本研究では車内サーバから無線LAN通信を用いて乗客が使用する通信端末に避難情報を平常時から提供することにより、災害時の避難を支援するシステムを提案する。

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