情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

日本のアニメーション作品ではコスト削減などの理由から,3次元CGを用いることが多くなってきている.しかし,日本の作画アニメは独自の動きをするため,3次元キャラクタで動きを再現するのは難しい.特に3次元キャラクタの髪で,作画アニメの髪の動きを再現するには,物理演算などの手法は違和感が出て使えない.よって,手動で調整を行う必要があり,作るのに手間がかかってしまった.本研究の目的は,作画アニメの髪の動きを,3次元キャラクタの髪で自動生成できるようにすることである.作画アニメで髪をなびかせるときに使われている代表的な手法をアルゴリズム化し,3次元キャラクタで髪のモーションを自動生成できるようにした.