3ZA-05
カメラによる遺伝子検査ツールSTH-PASの読み取り手法の開発
○白田 光,オキディッキ プリマ,伊藤久祥(岩手県大)
医療・食品分野における各種遺伝子検査を簡易・迅速・安価に行うための手法として,STH(Single-strand Tag Hybridization)法が開発されている.本検査手法は、試薬を印字した60mm×2mmのPAS(Printed Array-Strip)に,検査対象物の成分を付着させ,成分ごとに反応した色の濃淡とその位置から遺伝子を特定する.しかし、これらの検査結果の判定は目視では難しく,正確に読み取るための手法が求められている.本研究では,カメラで撮影した検査後のPAS画像を入力として,色の濃淡と表出位置を検出する手法を開発する.提案手法により,遺伝子特定の自動化に加え,検査者による個人差を軽減することと共に,検査時間の短縮が期待できる.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会