3Y-03
L*a*b*色空間を用いた発赤の肉眼的所見に対応した客観評価手法の検討
○紅谷浩彰,亀田昌志(岩手県大),大崎 真(岩手保健医療大),武田利明(岩手県大)
発赤とは,炎症により局所的に皮膚が赤くなる症状を言う.発赤の評価は人間の主観評価に基づいて行われるが,評価者によって評価結果が異なってしまうことが問題となっている.従来手法では,発赤の症例画像から輝度値の変化に基づいて,発赤の変化を表現していたが,主観評価との対応が十分ではなかった.
 本稿では,症例画像からL*a*b*色空間の各パラメータを抽出し,それぞれのヒストグラムの変化を組み合わせることで,発赤の客観的な評価基準を設定可能な評価システムを提案する.提案手法により,従来手法では困難であった発赤の変化を捉えられることを確認した.

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