情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

本学ではVSMのバーチャルツアー化として, これまでに3D内を人間が移動して見えるシーンを推定する方式を検討した. 本稿はそのシステム化であり, 開発した技術は人間を想定したキャラクタを動作させて任意の場所でリアルタイムに見える画像を表示する, 画面を見ている利用者に対して臨場感を持たせることにした. 前者は場所と速度を指定することでキャラクタが人間の歩行速度で歩行を開始し, 視野に応じた画像を表示させた. 後者は全体と推定の画像を同時表示することとし, 全体画像はキャラクタの頭上に仮想的な視点を設けた映像, 推定画像はキャラクタの目線に合わせた視野の画像を表示させた. さらに, これらの有効性を評価システムで確認した.