3X-04
累進焦点レンズ設計における屈折像の歪み分布評価
○松川修平(東京工科大),藤堂英樹(中央学院大),柿本正憲(東京工科大)
累進焦点レンズは中高年向けに普及しており、今後も普及が見込まれる。しかし、近用部と遠用部でレンズ形状が違うため、像の歪みが生じる。装用者が不快感や不便さを覚えるためレンズ設計者は歪みを減らす工夫が必要である。そのために重要なのは設計時の歪み量評価である。像の歪みを評価する従来研究では、レンズ越しの基準図形をCG表示し、図形の歪みを評価しているが、レンズ設計に役立つ詳細な歪み分布作成が難しい。図形描画結果を用いる従来手法に対し、本研究では累進焦点レンズ表面における歪み量をレンズ形状データから直接計算評価する。提案手法により、表面各部の精密な歪み量分布の可視化が可能である。

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