3W-08
複数話者の同時発話によるモノラル音声CAPTCHAの頑健性評価
○挾間晃彦,梅澤 猛,大澤範高(千葉大)
既存の音声CAPTCHAでは、ターゲット音声にランダムノイズを重畳させる手法が広く利用されているが、音声認識技術の向上に伴いコンピュータによって突破される事例が増えている。本研究では、モノラル音声の音源分離の困難さに着目し、複数話者による同時発話を利用することで音声CAPTCHAの頑健性を向上させる手法を提案する。短い単語を発声した音声複数を同時に聴取してすべてを解答する形式とすることで機械音声認識を困難にすると同時に、一試行あたりの再生時間を短くして人間が解答するときの負荷を抑えることを狙う。人の聴取に対する提案手法の有効性を評価するため被験者実験を行い、正解率および解答時間を既存手法と比較する。

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