3V-07
集中度推定システムによる社会的手抜きの抑制効果に関する分析
○渡辺裕介,吉野 碧,菱山玲子(早大)
集団作業下では,作業者の作業効率が低下する「社会的手抜き」と呼ばれる現象が確認されている.本研究は社会的手抜きの発生要因に注目し,これを抑止するためのスマート環境の構築を目的とする.これまでの研究では,作業者の椅子に加速度センサーを取り付け,そこから得た加速度情報から集中度を推定し各自へフィードバックしている.本研究では同様の仕組みを応用し,集団作業においてメンバー全員の推定集中度について,相互確認が可能となるよう考慮した.実際に社会的手抜きが生起し得る条件下で集団作業実験を実施し,本システムの導入が「社会的手抜き」の発生をどの程度抑制できるかの分析を行った.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会