3S-08
複数カメラを用いる空間走査システム
○佐々木拓馬,花泉 弘(法大)
美術館や博物館では、来客者に対して適切な情報を提供するために人の流れを把握するシステムが必要である。そのためには、任意の領域に存在する人物の検出・追跡が不可欠である。そこで本稿では、ステレオマッチング処理を行わずにステレオカメラ画像から任意の領域に存在する対象物を検出・追跡を行うシステムを提案する。はじめに、カメラ間距離とROI(対象物を検出できる領域)サイズの関係を測定する。測定したROIサイズに合わせて撮影空間を格子状に分割し、それぞれの領域で人物の有無を判別する。次フレームでは人物を検出したROIの近傍において、人物の有無を判別することでその人物を追跡することができる。

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