3Q-09
マルチエージェントシステムを用いた企業競争における後発優位性の分析
○野村洋介,的場隆一,萩原信吾(富山高専)
企業活動の戦略を研究するものとして経営戦略論がある。そこでは企業が経営上取りうる戦略の策定、遂行、および評価プロセスが研究されている。なかでも企業間競争における戦略を取り扱ったものが「競争戦略」である。競争戦略においては、企業内外の優位要素を多く取得することが優位性を生むとしている。しかしながら競争戦略論で述べられることは曖昧性が高く、実証研究を通してもその戦略の定量的評価が困難である。
そこで、本研究ではマルチエージェントシステムを用いてその戦略効果を定量的に評価分析する。
そして、それにより後発優位性がどのように確立するのか、またそれが確立する要因は何であるかを、明らかにすることを目的とする。

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