3Q-05
独立したグループで割り当てを行うマッチングメカニズムの提案
○丸古凌介,尾花 賢,藤田 悟(法大)
マッチングはゲーム理論的メカニズムデザインの代表的問題である。マッチングでは与えられた制約下で非浪費性と公平性と呼ばれる性質を満足することを目標とするが、地域制約下では2つの性質を同時に満たすことができない。既存手法であるPLDA-RQは公平性を満たすが、非浪費性の面で不満が発生する。本研究では非浪費性を改善する手法を提案する。提案手法は学生を2つのグループに分割し、各グループが他方のグループでの学校の人気順で独立してPLDA-RQを行うことを特徴とする。提案手法は公平性と非浪費性のどちらも満たさないが、シミュレーションを通して既存手法に比べて公平性と非浪費性の合計の不満人数に関して優れていることがわかった。

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