3Q-04
連続Cost sharing gameにおける提携形成実現のための提携形成の時間差を再現したシミュレータ機構の検討
○堀江将章,福田直樹(静岡大)
本研究では,MC-netsによる協力ゲームの提携構造表現を使用して定義したCost sharing gameにおいて,提携構造がシミュレーション中に変化する状況を再現し提携構造に慣性を導入したときに,提携を安定させるために必要なパラメータについて検討する.本研究で扱うCost sharing gameは複数のプレイヤーが参加し,複数のタイムステップで構成されており,提携構造は変動する可能性がある.提携構造が形成されるとそれに含まれる提携に属しているプレイヤーはタイムステップの経過とともにその提携に収束することで提携構造の変更に対してコストを発生させる.一度提携に参加したプレイヤーは新たな提携に参加する際に変化するためにコストを発生させ,新たな提携に参加したときの利得が変化した後のコストを越えたときに提携を変更するようにすることで提携構造の慣性を再現することを検証する.

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