情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

工場などでは,重量のある部品などの運搬のため台車が用いられており,作業者の負荷軽減のため,パワーアシスト化するための研究が行われている.しかし,モータの振動や人の手振れのノイズなどが原因となり,単純にパワーアシスト化しても逆に操作性を低下させることが解っている.本研究では,操作性の向上を目的とし,操作者の操作となるセンサ入力をフーリエ変換して特徴量を抽出し,あらかじめ用意したフィルタを選択することによって操作性を向上させる手法を提案する.光学式モーションキャプチャを用いて設定経路に沿って移動したときの軌跡の差を従来手法と比較して提案手法の有効性を評価する.