3G-04
一般的なカメラによるSPAD値の推定方法に関する研究
○イミティ アデルジャン,飯倉宏治,宮本一行(秋田公立美術大)
 葉緑素値は植物の葉緑素含有量を示す重要な指標であり、作物の成長具合や窒素の栄養診断などのモニタリングに利用されている。葉緑素値はSPAD計により測定されており、測定には対象葉を挟む必要がある。その測定結果はSPAD値と呼ばれる。SPAD値の測定はポイントサンプリングであるため、広範囲の作物を対象にした時、多数の測定が必要となる。そのため、頻繁に測定を実施する場合はSPAD値の面的な測定が望まれている。本研究では、一般的なカメラを用いて撮影した作物のカラー画像から正規化された色の分布状況とSPAD値との関係性を調査し、SPAD値の面的な測定方法の確立を目指す。本稿では、二十日大根を対象に実施した調査実験および方法について報告する。

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