3G-02
障害者福祉施設におけるIoTセルフモニタリングシステム導入への心理的障壁の分析
○小林大祐(Good Job!センター香芝),塩瀬隆之(京大),矢入郁子,棚木 将(上智大),岡部太郎(たんぽぽの家),森下静香,藤井克英(Good Job!センター香芝)
本研究は、障害福祉施設などにIoTによるセルフモニタリングシステムを導入する場合の技術受容測定に関する研究である。時間的・空間的・認知的な制約を取りのぞくことで、一人ひとりがはたらきやすい環境としてインクルーシブワークプレイスの実現を目指す中で、障害のある人やサポートスタッフ自身の日々の活動を半自動で記録することができれば、その助けとなる。期待の一方で、導入が進まない一因となりうる技術受容過程を複数の施設で調査したところ、「どの場面で使うべきかわからない」といった技術的側面だけでなく、「機械に任せきりになってしまわないか不安」といった倫理的側面など複合的な要因が明らかとなったことを報告する。

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