情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

本研究は、障害福祉施設などにおいて利用者やケアスタッフ自身がワークプレイス改善できるような分析補助ツールの開発を目指している。時間的・空間的・認知的な制約をとりのぞくことで一人ひとりがはたらきやすいインクルーシブワークプレイスが実現されているとしても、第三者が頻繁に参与観察することは難しいことから、煩雑でない簡便なツールキットが期待される。本研究ではBLE接続されたボタンタグを通じて簡便にダイジェストが作成できる会議録の動画編集システムを開発し、実際に文化人類学者によって行動観察された記録と突き合わせ、ワークプレイスの評価−リデザインするサイクルを回すための指標づくりについて報告する。