3F-02
PLRのユースケース検討 -POSデータの個人管理-
○加藤綾子(文教大),橋田浩一(東大)
実店舗における決済を顧客の個人端末を用いて行うサービスが広がりつつある. GDPR適用開始が2018年5月に迫り,データポータビリティの実現を見越すと,POSデータを個人が管理するためのツールが必要である.本報告は,PLR (Personal Life Repository) というツールを用いると,第一に,これらのデータを個人本人が個人端末で管理可能であることを指摘する.第二に,PLRと決済機能を備えたアプリケーションの組み合わせにより,POSデータの生成および決済が事業者を介さず個人で行えることを指摘する.また,そのための制度的・技術的条件が整いつつある事実を整理して示す.

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