3E-06
インパルス性雑音を除去する雑音検出型フィルタの限界性能についての検討
○横山靖樹,宮嵜 敬(長野高専),曽根光男(東海大),山本博章(信州大)
画質を可能な限り維持しインパルス性雑音を除去する手法として,雑音検出型のメディアンフィルタ(MF)を発展させたフィルタが数多く提案されている.我々はこれまでにこの種のフィルタを2つ提案したが,これらのフィルタを構成する雑音除去処理はMFを基本とする.また,雑音検出型フィルタの目標値となる限界的な性能として,雑音画素の位置が全て与えられていることを前提とし,雑音画素のみにMFを適用するフィルタを想定してきた.今後,更なる画質の改善を探る上でMFに替わる雑音除去処理の改善が考えられる.そこで本稿では,雑音画素の位置だけでなく,原画素の情報も与えられていることを前提とした限界的な性能について実験したので報告する.

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