2ZF-02
問題推薦のための行列因子分解を用いた階層構造の可視化
○大野泰己,大枝真一(木更津高専)
e-Learningシステムを効果的に運用するためには,学習者のレベルに適した設問を出題する必要がある.そのためには,設問を説くために必要なスキルは何で,学習者の習得済みスキルが何であるかを知る必要がある.このように,問題とスキルの関係をQ-matrix(潜在スキル構造),学習者とスキルの関係をS-matrixとして,問題推薦を行う研究が行われてきた.しかしながら,Q-matrixを定義するためには,有識者が膨大な労力をかけて作成してきた.
 本研究では,効果的な設問推薦を行うために,NMFを用いて試験結果データからQ-matrixを抽出し,スキルの階層構造の構築を試みる.スキル階層構造とS-matrixを用いて設問推薦を行うことで,より効果的なe-learningシステムを構築が可能であることを示す.

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