情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

講義動画配信サイトやe-Learning など、インターネットを利用した学習が増えつつある。講義動画を用いた学習のメリットとして、時間や場所の制約を緩和できることや、同一の解説を複数回視聴できることが挙げられる。一方で、多くの講義動画は、できるだけ大勢の学習者に理解させることを目的として作成されているため、学習者の個人差は考慮されていないという問題点がある。学習者に適した教材を提供するためには、各学習者の学習状況を把握し、分類する必要があると考えられる。本研究では、脳波を用いて学習者の学習状態を分類し、分類結果に応じて講義動画を動的に制御するシステムを提案する。