2ZC-07
道路法面点検データの公開に向けたブロックチェーンを用いたデータの信憑性担保の研究
○矢部嘉人,嶋田拓斗,舛谷拓也,前田佐嘉志,廣重法道,高橋伸弥,奥村 勝,鶴田直之(福岡大)
近年、日本の道路法面は老朽化が進行しているが、人材・予算・時間の不足から十分な点検データをとれず、危険度予測の精度も低い。
筆者らはこれを解決するために、法面の点検データや動画、3Dモデルを簡易的に収集・保存し、分析が容易なLinked Open Dataとして広く公開できるデータベースシステムを開発している。
しかし、データを広く集め、公開し、活用するには、データの改ざん防止による信憑性の担保と、公開範囲の制御によるプライバシー保護が必要である。
本稿ではデータの信憑性に着目し、公開するデータのハッシュ値をブロックチェーン上に保存し、照合可能にすることで信憑性を担保する仕組みを提案し、その評価を述べる。

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