2ZA-03
うつ病検査支援のための描画された表情顔の部位形状の影響
○大倉有貴,杉浦彰彦(静岡大)
うつ病の自己検査手法として顔表情認知手法が提案されているが,被験者が持つ平均顔に対する後天的な印象が結果に影響してしまう問題が指摘されている.対策として、後天的な印象が少ないと考えられるイラスト顔を用いる手法が検討されている.
本研究では,複数の被験者が描画したイラスト顔を用いて印象評価を行う.また、イラスト顔の顔パーツ毎の印象評価結果を用いて,多変量解析を行うことで各パーツ毎の寄与率を定量化し,後天的な印象の影響が少ない実験用顔画像を合成する.さらに,表現パターンの貧弱なイラスト顔の欠点を補うために,パーツ毎の 印象への寄与率を考慮し,合成顔画像を作成し,顔表情認知手法への適用について検証する.

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