2ZA-02
印象評価型うつ検査支援手法に用いる平均顔による影響の比較
○大石勝巳,杉浦彰彦(静岡大)
近年社会問題となっているうつ病の自己検査手法として,顔表情認知による自己検査手法が提案された。この検査は試行時間の短縮や結果の改ざんの困難さなどが利点として挙げられるが,その反面で被験者が持つ顔に対する後天的印象が評価に影響を与えてしまう可能性があることが懸念されている。そこで本研究では従来の検査で使用していた平均顔に加え,様々な職業の人の平均顔や,後天的印象の影響が無いとされるイラスト顔の評価を行うことで,ポジティブ平均顔やネガティブ平均顔を用いた場合の影響を検証し,うつ検査支援手法に用いる顔画像はどのような顔が適しているか比較,検討を行う。

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