2Y-02
被面接者の発言を促すための擬人化エージェント面接の提案と効果検証
○今泉陽介(東京工科大),中村亮太(湘北短期大),上林憲行(東京工科大)
対面コミュニケーションにおいて、緊張し普段通りに話せないという者は少なくない。特に面接試験のような初対面かつ合否判定のあるコミュニケーションにおいてはその傾向が強くなる。本研究では面接における緊張の緩和をし、被面接者の能力を最大限に引き出すために、面接員の身体的特徴を除いた擬人化エージェント型面接を提案する。本提案手法は、顔認識技術により面接員の表情と頭の動きをリアルタイムに擬人化エージェントに反映できる。加えて発話内容を文字起こしし、機械音声で読み上げることができる。この手法で実験を行った結果、対面での面接を苦手とする一部の被面接者において発話量の増加傾向がみられた。

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